@article{oai:uhe.repo.nii.ac.jp:00000242, author = {日比野, 雅彦}, journal = {人間と環境, Journal of Human Environmental Studies}, month = {Dec}, note = {モリエールの作品に限らず、17 世紀フランス演劇において女性の役割はあまり大きくない。モリエールの作品では『女房学校』のアニェス、『人間嫌い』のセリメーヌがいるが、筋の展開には大きな役割を果たしていない。しかし、『タルチュフ』のエルミールは、劇全体としては表に出ることはないが、自身が偽善者タルチュフのおとりになり、主人公の偽善を暴き出す。この場面での彼女の台詞にはフランス語に特徴的な人称代名詞「on」の使い方に極めて工夫がある。場面の展開とともに「on」の示す人称が変化を示し、また、台詞の中に1 人称の人称代名詞が加わることによって劇構造に大きな変化が示されて行く。}, pages = {1--17}, title = {人称代名詞「on」による表現から見た『タルチュフ』のエルミールの存在について}, volume = {8}, year = {2017} }