@article{oai:uhe.repo.nii.ac.jp:00000273, author = {吉野, 敏行}, journal = {人間と環境, Journal of Human Environmental Studies}, month = {Dec}, note = {「文明」概念の変遷を概観し、今日の地球環境問題や資源・エネルギー問題、そして情報技術の急速な発展を踏まえて、「文明」とは環境変化に対する人類社会の創造的な適応の仕方であり、人間相互及び対自然との間の物質・エネルギー・情報の代謝・循環・蓄積・制御のあり方であると定義した。この代謝形態から見た文明の類型は、狩猟採取型文明、農耕牧畜型文明、鉱工業型文明、そして現在移行しつつある環境情報型文明である。農耕牧畜型文明は太陽の経常的エネルギーを起源とする再生可能エネルギーと地上資源に依存した代謝形態であり、鉱工業型文明は地下資源に依存し、地上に膨大な人工物と廃棄物を蓄積する代謝形態である。環境情報型文明では、地下資源の過度な依存から脱却し、高度な情報技術基盤のうえに、蓄積された地上資源の効率的な循環的利用が図られ、エネルギー資源も太陽の経常的エネルギーを起源とする再生可能エネルギーの大規模利用へ高次復帰する。}, pages = {55--70}, title = {文明の代謝史観序説}, volume = {6}, year = {2015} }